収入保障保険は、万一の際の保険金を毎月お給料や年金のようなかたちで受け取ることができる定期保険です。
例えば定年のまでやお子様の独立までといった、経済的な保障を必要とする期間に応じ、保険期間を設定することができ、保険金の総受け取り額は保険期間の経過とともに減っていく仕組みとなっているため、収入保障保険はその他の定期保険と比べてもさらに安い保険料となっていますので、合理的に保障を確保することができます。
収入保障保険の種類
収入保障保険にはいくつかの種類があり、基本的には被保険者の死亡時・高度障害時に保険金が支払われるかたちになりますが、特約を付帯することによって、がんやその他の病気に備えることができます。特約の内容は保険会社ごとに異なりますが、主にはがんの保証と三大疾病の保障をしてくれる特約が
通常の収入保障保険
被保険者の死亡時または高度障害時（保険会社によっては高度障害時に出ない会社もあります）に保険金を受け取ることができます。
がん保障付き収入保障保険
通常の収入保障保険にがん特約を付帯する形になります。
被保険者が払い込み期間中にがんになった場合、保険料の免除や年金を受け取れます。
三大疾病付き収入保障保険
保険期間中に三大疾病「がん（悪性新生物）」「急性心筋梗塞」「脳卒中」を患ってしまった場合に、保険料の免除や年金を受け取れます。三大疾病は日本人の死亡原因の約4割を占めるといわれています。
健康状態による割引
収入保障保険では健康状態と喫煙の有無によって割引があります。
保険会社によって割引の区分は異なりますが、大きく分けて４区分に分かれます。
健康でタバコを吸わない方
健康でタバコを吸う方
標準体でタバコを吸わない方
標準体
※ここでいう健康体は、主にはBMIや血圧などが保険会社の定める規定値内に収まっている方のことをさします。
同じ健康でタバコを吸わない方でも、保険会社によっては割引に該当しなかったりしますので、ご検討の際には自分がどの区分に該当し、割引が適用しているか確認することをお勧めいたします。
最低保証期間とは
例えば保険期間満了が1ヶ月に迫っている場合でも、万一の際はその時点から契約した保証期間は毎月保険金を受け取れることを保証してくれる契約です。
図をいれる
最低保証期間の年数を長く設定することで、万が一の場合の保険金受取総額が多くなりますが、その反面、最低支払保証期間の年数が長いほど保険料が高くなりますのでご検討の際にはご注意ください。
収入保障保険は毎月保険金を受け取る年金受取り型の他にも一括受取や一部一括受取を選べる商品が数多くあります。
保険金受取方法
年金受取り・・毎月年金方式で受け取る
一括受取・・全額まとめて一括で受け取る
一部一括受取・・保険金の一部を一括で受け取り、残りを毎月年金方式で受け取る
収入保障保険の場合は大抵がこの3パターンから選べるようになっていますが、一括受取や一部一括受取で一気にもらう場合、年金形式で受け取るよりも保険金の総額は少なくなりますのでご注意ください。
収入保障保険は定期保険の中でも安い保険料でかけられ、保障も合理的に確保することができますが、基本的には掛け捨てであることから選ぶ際は慎重に考えなければいけません。貯蓄性が高い終身保険を併用することで、より合理的に保障を準備できる場合も多くありますので、収入保障をお考えの際は終身保険を併用したプランも合わせてご検討することをお勧めいたします。
